気になるニュース:【YouTube、権利者の動画を識別する「コンテンツID」、ミラーイメージも逃さず -INTERNET Watch】

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(※写真:写真素材 足成より)

YouTube、権利者の動画を識別する「コンテンツID」、ミラーイメージも逃さず -INTERNET Watch ※2012年10月4日

IDファイルによるマッチング技術は、全く同じ映像にとどまらず、ブラウン管のテレビに映したものをビデオカメラで撮影したようなゆがんだ動画でも同一のものと識別できるようになっており、従来より継続して改良を重ねている。今回、さらにマッチング機能を大幅に改善させたという。詳しい技術は明らかにしていないが、動画を左右対称に反転させたミラーイメージで回避するような“既知の脆弱性”に対処したとしている。このほか、異なるアスペクト比やサイズへ変換した動画なども対応した模様だ。

噂では聞いていましたが、今まではオリジナル動画から鏡像にしたりアスペクト比変えたりすると、著作権チェックを回避できていたらしいんですよね。今回のアップデートでそれも検知できるようになったと。違法アップローダをする人は、もしかしたらまた新しい回避策を見つけるかもしれません。が、Googleがこういう姿勢でシステムをアップデートし続ける限り、もしまた穴が見つかったとしてもすぐ塞がれるのではないでしょうか。

興味深いのは記事の最後。

これまでにコンテンツIDで識別され、権利者の申し立てを受けた動画は2億件以上。そのうちマネタイズが選択された動画が3分の1以上を占めるという。Googleでは当初、ブロックを選択するパートナーが多いと見込んでいたが、特に米国ではマネタイズが非常に多く、大手スタジオやレコードレーベルなどの収益源になっているとしている。

どのくらいの収益になっているかわかりませんけど、凄いことだと思います。

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