毎日ひたすらニュースをチェック!『出版業界気になるニュースまとめ2017』の作り方〈準備編〉

Scrivener

1月9日に発売した『出版業界気になるニュースまとめ2017』が、どのように作られているのかを解説します。まずは準備編。次の制作編はこちら

1. ニュースを毎日チェックする


出版関連のニュースを毎日チェックします。

RSSリーダー


自発的にチェックするのはRSSリーダーです。「feedly」を使っています。確認したら、ソースは378件ありました。さすがにすべてを本文まで読むのはムリなので、タイトル一覧をざっとチェックし、気になる記事だけ開いて本文を読みます。

feedly

ほんとうは概要文まで読める「Magazine View」のほうがいいと思うのですが、必然的に自分の処理速度が遅くなってしまうため、一覧性重視で「Titel-Only View」にしてあります(中間の設定が欲しい……)。つまりここでは記事タイトルで興味を惹かれるかどうかが重要です。

Googleアラート


Googleアラート」には「出版」「電子書籍」などのキーワードを登録してあります。メールがばんばん届くのが煩わしいので、Gmailのフィルタでラベルを付け受信トレイはスキップしてあります。ラベルの設定を「未読の場合は表示」にしておくと見落とさずに済むので便利です。

Gmail

こちらももちろん、すべてを本文まで読むのはムリなので、タイトルと概要の一覧をざっとチェックし、気になる記事だけ開いて本文を読みます。時間を浪費しないためには、大量の情報を斜めに読み、不要な情報を捨て、必要な情報だけ拾い上げるスキルが必要となります。これは後述のSNSから情報を拾い上げる際にも役立つ能力です。

プレスリリース


PR TIMES」に登録し、プレスリリースを受信しています。受信するカテゴリーは「出版・アート・カルチャー」に絞ってあります。ぶっちゃけ、ほとんどの場合は「Googleアラート」に引っかかってくるので、これは念のため程度です。なので「PR TIMES」以外は、いまのところ利用していません。こちらもタイトルと概要の一覧を、ざっとチェックするだけです。

PR TIMES

あと、個人的に名刺交換した企業の広報担当者から、個人宛にプレスリリースが届く場合もあります。出版関連なら基本的に拒みませんので、遠慮せずばんばん送ってきて欲しいですね。メールアドレスは「連絡方法」に書いてあります。なお、関係ないメールが連発で届くようであれば、受信トレイスキップの刑に処されます。

FacebookのニュースフィードやTwitterのタイムラインなど


Facebookの「友だち」は出版関係者が多いので、ニュースフィードに流れる記事は必然的に出版関連が多くなります。Twitterもフォローしているのは業界関係者が中心なので、タイムラインには必然的にそういう関係の情報が多く流れてきます。

ただ、どちらも情報量が多すぎて、絶対に全部はチェックできません。そういう意味で、プラットフォーム側が勝手にフィルタリングしたりピックアップしたりする機能はありがたいと思う反面、見落とすニュースがあるため迷惑な場合もあります。

ちなみにGoogle+は「コミュニティ」に200カ所以上入った結果、ストリームがノイズだらけになってしまったため、出版関連のニュースを拾うためには使わなくなりました。写真やイラストなどを眺めて楽しむ、目の保養SNSになっています。ある意味、休憩所。

はてなブックマーク


出版とは関係なく、世の中でなにが話題になっているかを知るため、はてなブックマークの「人気エントリー」をざっとチェックします。ここでももちろん、興味がない記事は完全スルーです。

2. SNSへ投稿する


読んだ記事がちょっとでも面白かったなら、Facebook、Twitter、Google+へ投稿します。Twitterは文字数制限があるので素のまま流す場合も多いですが、FacebookとGoogle+はなるべく自分のコメントを付けるようにしています。それぞれのSNSでフォロワーが結構違うので、反響もさまざまです。

SNSへ投稿した記事をすべてまとめ記事にピックアップするわけではなく、いいね!やコメントの数など、反響の大きさによってフォロワーの関心度の高さを測る場合もあります。SNSで反響がなくても、個人的にこれは重要だと思った記事は、ピックアップしています。このあたりはかなり感覚的です。

3. Scrivenerでコメントを書く


毎週月曜日に配信するまとめ記事は、元はアウトラインプロセッサの「Scrivener」で下書きしています。1行目に記事タイトルと媒体名と配信日、2行目に記事URL、1行空けて、4行目以降に自分のコメントを書きます。1行目の記事タイトルと媒体名と配信日の3つセットで、アウトライン表示時のタイトルにもしておきます。

Scrivener

あとからプレーンテキストで吐き出すので、参考記事などもハイパーリンクにせずURLをそのまま書いておきます。これはあとから『出版業界気になるニュースまとめ』として本にするとき、紙に印刷されるPOD版ではURLが目視できる状態である必要があるためです。以前はブログに直接書いていたため、ハイパーリンクを張った箇所を文字列に直す作業がもすぬごく大変でした。それを教訓にしています。

4. 毎週月曜日にまとめ記事を配信する


「Scrivener」に下書きした記事群を週に1回、ブログで記事化します。って言うと「Scrivener」に毎日書いているように聞こえるかもしれませんが、現状では週に1回まとめて書いています。ほんとうはコメントまで毎日ちょっとずつ書いていくと、あとが楽なんでしょうけどね。ただ、元記事の配信日から少し経つと状況が変わる場合もあるので、脊髄反射反応は結構怖かったり。

テンプレート

ブログでの並び順は、基本的に配信日順です。アウトラインプロセッサなので、並び順は簡単に修正できます。ブログで記事化する際のHTMLは、テンプレート化してあります。WYSIWYGモードは使いません。タイトルを見出しにしてハイパーリンクにする、参考記事をハイパーリンクにする、太字にするなどの加工は、この際に行います。

5. Scrivenerでジャンルを整理しておく


これは今年から「やろう」と決めたことで、2017年まではやっていなかったことです。あとから『出版業界気になるニュースまとめ』として本にするとき、2017年実績で600本くらいある元記事&コメントを、どのようにジャンルわけして章立てするかを考えるのに結構時間を食います。「Scrivener」を使っているから、並び替え作業そのものは簡単なんですけどね。

Scrivener

なので今年から、ブログで記事を配信したあと「Scrivener」に戻り、あらかじめ作っておいたジャンル別フォルダに、元記事&コメントを分類して放り込んでおくことにしました。コツコツやっておけば、あとが楽。もちろん最終的に、章立てするほどではないジャンルや、章を新たに立てたほうがいいジャンルが出てくることも想定できますが、いちから分類し直すより恐らく楽でしょう。

これらの作業を毎日・毎週積み重ねて年1回まとめているのが『出版業界気になるニュースまとめ』です。次の制作編はこちら

本の内容など詳細はこちらの書影をクリック!




 Googleグループ「Weekly 見て歩く者 by 鷹野凌」に登録すると、毎週このブログで更新している「出版業界関連の気になるニュースまとめ」がメールで届きます。ときどき号外を配信するかも? ブログの更新チェックが面倒な方はぜひ登録してください。無料です。