倉下忠憲さんの〈びっくら本〉企画に乗って、2016年に読んで面白かった本を10冊挙げてみる #mybooks2016

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鷹野の本棚

2016年に読んで面白かった本を10冊挙げてみます。元ネタは、倉下忠憲さんの〈びっくら本〉企画です。

日本放送出版協会

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記憶がだいぶ薄れていたので、読み返してみた1冊。いまの日本の出版業界の状況にあてはめたコラムを「シミルボン」で連載しました。読み返そうと思ったきっかけは「Kindle Unlimited」と「楽天マガジン」の開始です。

KADOKAWA

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電撃文庫「元編集長」三木一馬さんの著書。編集者目線で、どうやったら作品が面白くなるか? という三木さんの仕事術をまとめた1冊です。本にサインも貰いました。読んだ当時はまだ KADOKAWA 社員でしたが、まさかそれから独立して会社を起こすとは。

パイインターナショナル

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小学館でずっと編集者をやっていた豊田きいち氏が、こうなって欲しいと思う「あらまほしき」編集者の姿についてまとめた1冊。まだ読みかけですが、非常に面白い。編集者必読と言いたいところですが、だれもが出版できる時代なのだから、著者にも読んで欲しい。

慶應義塾大学出版会

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EPUB について語るなら、その歴史についても知っておかねばならないでしょう。日本語の縦書きという世界的にはマイナーな仕様を、日本の都合だけではなく「多言語対応」という観点で「EPUB 3.0」の仕様に盛り込むことに成功した経緯の記録です。

苦楽堂

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取次に頼らず、書店と直取引をする「トランスビュー方式」について詳細にまとめた1冊。書店の粗利を増やしたいという目的は素晴らしく、取り組みに対しとやかく言うつもりもないのですが、本当の意味でまっ直ぐに本を売るのは「ユーザー直販」なので、このタイトルにはちょっと疑問が。惜しい。

西日本新聞社

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Amazonと本屋は、どう共存していくべきか」という記事から興味をもった1冊。アメリカでは独立系書店に最もプロモーションコストが投下され、まだあまり売れていない本に注目を集めて売れるようにする、という文化通信社取締役編集長 星野渉氏の発言が載っている。詳細は「シミルボン」のコラムを参照してください。


僕だけがいない街(三部けい) – BOOK☆WALKER

ここからはエンタメ。アニメ化をきっかけに読んだ作品。時間を繰り返す系に弱い私。詳細は「ぶくまる」に寄稿したレビューを参照してください。

Re:ゼロから始める異世界生活(長月達平) – BOOK☆WALKER

こちらもアニメ化をきっかけに読んだ作品。既刊を読み切ったあと、続きが気になって「小説家になろう」の連載まで読み切ってしまいました。やっぱり時間を繰り返す系に弱い私。詳細は「ぶくまる」に寄稿したレビューを参照してください。

〈物語〉シリーズ(西尾維新) – BOOK☆WALKER

西尾維新デジタルプロジェクト」開始の一報に、思わず キタ━(゚∀゚)━! と叫んでしまった私。プロジェクトのページに書いてある「電子化不可能と言われていた西尾維新の小説」という一節に、大変だったんだろうなあ……と思わず目頭が熱くなってしまいました。鏡文字は画像外字で実現されています。

この世界の片隅に

劇場アニメ公開前に周囲で話題になっていたので読んだ作品。なのにまだ映画は観られてないという。ぐぬぬ。戦時中のなにげない「日常」を克明に描いた作品です。詳細は「ぶくまる」に寄稿したレビューを参照してください。


いやー年内更新間に合ってよかった。なにせ、倉下さんをたきつけたのは私なので。

2017年は、「ブクログ」をもうちょっと有効活用したいなあ……「BOOK☆WALKER」で買った本は、頑張ってひととおり登録した!٩( ‘ω’ )و

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