「図書館向け電子書籍が増えない理由」「CCCがPマーク返上」など出版業界関連の気になるニュースまとめ #195(2015年11月16日~22日)

iPadのeBookJapan

毎週月曜恒例。出版業界関連の先週のニュースで、ボクが気になったものにコメントをつけてまとめていきます。電子出版界隈が中心です。先週は「図書館向け電子書籍が増えない理由」「CCCがPマーク返上」などが話題になっていました。

【新文化】 – 又吉直樹『火花』電子版、13万ダウンロードに ※2015年11月17日

紙が239万部。電子版売上は、紙版の6%だそうです。まだまだ小さいですね。

図書館向け「電子書籍」がなかなか増えない理由 -INTERNET Watch ※2015年11月17日

図書館総合展レポート。自分の書いた記事ですが。供給側にどんな問題点があるのか、という視点の話です。こういうとき「卵が先か鶏が先か」と言う人がいるのですが、ユーザーニーズが顕在化しておらず喚起しなければならない段階なのですから、卵が先にないと普及しないと思ってます。つまり、なにはともあれ、まずラインアップ。コンテンツの量がある程度確保されなければ、人は寄りつかないです。

iPad Proはマンガ・ゲーム端末として絶品だった – 日経トレンディネット ※2015年11月17日

コミック単行本が原寸大で表示できるというのは大きいです。でも本文中にある「小説を読むにはiPad Proは大きすぎるというのが率直な印象」には少し疑問。文庫や新書はマンガより小さいですけど、普通の単行本ってマンガより大きいですからね。

タブレットの大型は必然」と言ってた身としては欲しくてたまらないのですが、一番安いモデルでも税込10万円超えちゃうのはちょっと懐事情的に辛い。まだ第3世代iPadが超現役ですしおすし。

発売前のマガジン作品を不正公開目的で無断複製、電子出版権侵害で2名逮捕 – コミックナタリー ※2015年11月18日

先週ピックアップした「週刊少年ジャンプ」の海賊版摘発に続き、「週刊少年マガジン」でも逮捕。せっかく手に入れた武器なのですから、どんどん活用していただきたいところ。もうすぐ改正著作権法施行1年ですし。

しかしこれ、マンガ誌の段階で「電子出版権」が設定できているということは、従来のように単行本の時点で契約ではなく、マンガ誌掲載時には契約してるってことになりますよね。読み切り掲載であっても、3年間は著者の自由にできなくなる、のかな。

国立国会図書館、書誌IDリストのオープンデータセットを公開 | カレントアウェアネス・ポータル ※2015年11月18日

営利・非営利の目的を問わず、利用手続なしで自由に利用できるとのこと。11月28日・29日に「国立国会図書館のデータを使い尽くそうハッカソン」があり、そこに先んじての公開だったようです(ハッカソンの参加申込受付は終了しています)。

ニュース – [データは語る]国内のタブレット端末出荷台数は2018年度に1290万台に―MM総研:ITpro ※2015年11月19日

「セルラータブレット」が伸びて、「Wi-Fiタブレット」が減少という傾向。7インチ級の安価なモデルが、あまり市場に受け入れられていないようです。MM総研は“「iPad Pro」が発売されたことについて、Surfaceシリーズとの相乗効果により、今後は12インチ以上のタブレット市場が形成される” と予測しているそうですが、果たしてどうなるか。円安でちょっと辛い価格になっちゃってるんだよなー。

News & Trend – なぜCCCはプライバシーマークを返上し、T会員規約を改訂したのか(前編):ITpro ※2015年11月20日

海老名市立中央図書館の委託先公募条件には「Pマーク取得事業者であること」が挙げられていたけど、協定書にはPマークは要件に含まれていないから、返上しても問題ないとの見解。なんだそりゃ。

今後は、その監督権限が個人情報保護委員会に一元化されます。我々としても、今後は個人情報保護委員会が策定する基準に基づいて、個人情報を取り扱うつもりです。

我々はその準備として、2015年11月17日にT会員規約を改訂して、経産省が所管するPマークの適合基準であるJIS Q 15001の項目を削除し、Pマークを返上しました。

監督権限が経産省から個人情報保護委員会に移ったから、経産省所管のPマークは不要、というロジックも意味不明。

タイトルとURLをコピーしました