2014年11月10日月曜日

「図書館総合展」「OverDrive上陸」「プラス電書」など出版業界関連の気になるニュースまとめ(2014年11月3日~9日)

iPadのニコニコ静画(電子書籍)

毎週月曜恒例。出版業界関連の先週のニュースで、ボクが気になったものにコメントをつけてまとめていきます。電子出版界隈が中心です。先週は「図書館総合展」「OverDrive上陸」「プラス電書」などが話題になっていました。



ポット出版、紙書籍に電子書籍を無料で提供する「プラス電書」サービスを開始、まず最新の2作品から ※2014年11月4日


文教堂「空飛ぶ本棚」や三省堂「デジ本プラス」は書店主導なので特定の書店しか対応していませんし、昭文社の「まっぷる」は専用アプリでしか見られません。それに対しこのプラス電書は、通信販売含めどこの書店で紙版を購入しても、提携している複数の電子書店で電子版が貰えるというサービスなのが特徴。


北米の日本マンガ売上が6年ぶりに反転 2013年の売上高80億円弱 ICv2が報告 | アニメ!アニメ! ※2014年11月4日


クランチロールなど正規配信が功を奏しているようです。伸びたと言っても前年比8%ですが。


カヤック、読み放題マンガアプリ「フルコミ」リリース――第1弾は「キャプテン」 - ITmedia eBook USER ※2014年11月4日


基本無料の読み放題マンガアプリ、儲かると見たのか様々なところが参入していますね。だいたいどこも、1日に読める時間か、ページ数が制限されている形です。


Reader Store、SENアカウントでのログインに対応 - ITmedia eBook USER ※2014年11月5日


やっとMy Sony IDだけではなく、Sony Entertainment Network(SEN)アカウントでのログインが可能に。さすがに統合するのは無理だったか。海外から撤退してから、色々良い改善が加わっています。撤退しなければできなかったのかな?


メディアドゥ、OverDrive電子図書館システムの実証実験を慶應義塾大学メディアセンターと開始 - ITmedia eBook USER ※2014年11月5日


ついにOverDrive日本展開開始です。図書館総合展でデモを見てきましたが、「購入(By it now)」ボタンは当初非対応みたい。さて、国内の出版社がどれだけ参画するか。


図書館総合展リポート:OverDriveの電子図書館サービス導入第1号が示した「7つの教訓」 - ITmedia eBook USER ※2014年11月6日


10月29日のJEPAセミナーと、11月5日の図書館総合展でのフォーラムの、合わせ技記事。とりあえず国内展開は、期間限定で初期費用無料みたいですが、どれだけの図書館が導入するか。電流協が実施した公共図書館向けアンケートでは、72%が導入する予定なしという結果ですが……恐らく大学図書館はもっと積極的だと思います。



電子書籍、読み放題広がる 月500円で90誌1年分も :日本経済新聞 ※2014年11月7日


定額読み放題(サブスクリプション)サービスもどんどん増えています。少し前に、ドコモのdマガジンが3ヵ月で契約52万人というニュースもありましたね。


過去一年間の電子書籍利用率約2割、利用端末はスマホが一番 - ガベージニュース ※2014年11月7日


雑誌やコミックを除いた数字で有料利用が10.3%というのは、結構頑張ってるかも。ちなみに2010年2011年2012年の調査は単純に過去の利用経験を聞いていますが、2013年から「過去1年間」に質問が変わっているので、連続性がなくなっています。だからグラフ化していないんだな……。


【日本の議論】「アマゾンが牙をむいてきた」怒る日本の出版社…契約内容で取引各社を“格付け”、アマゾン優位の関係に懸念(1/3ページ) - 産経ニュース ※2014年11月7日


偶然なのか何なのか、「対アマゾン」的記事が連発しています。「ユーザーのため」という大義名分でディベロッパーをどんどん締め付けますから、反発されるのは当たり前。アマゾン的には全然想定の範囲でしょう。ジェフ・ベゾスの大きな笑い声が聞こえてきそう。


Kindle対抗へ──ドワンゴが「i文庫」「読書メーター」を買収した理由、川上会長に聞く (1/3) - ITmedia ニュース ※2014年11月7日


こちらは「Kindle対抗」。しかし、Kindleのビューワって、別に特別優れているとは思わないですけどね。i文庫が使いやすいPDFビューワなのは間違いないけど、EPUBにそれが応用できるのかどうか。読書メーターが書籍レビューサイトとして日本一というのは本当なのか。

出版社が発行する電子書籍は、紙の書籍と同等の価格で販売されるケースが多く、「紙代も印刷費もかからないのに高い」という声もある。

これは川上会長ではなく岡田有花さんの文ですが、表示価格で平均2割安く(1年前の調査)、紙版にはない「セール」もあるのに「同等の価格」って……先入観だけでサラッっとこんなこと書かないで欲しいなあ。


【山口真弘の電子書籍タッチアンドトライ】Amazon.co.jp「Kindle Voyage」(前編) ~高解像度300ppi、厚みわずか7.6mmのフラッグシップモデル - PC Watch ※2014年11月8日


良いのは分かるけど高いよ……選択肢が松竹梅と3つあると、真ん中の竹が選ばれることが多いそうで、安くなった「Paperwhite」が売れるだろうなあ。


楽天が出版取次「大阪屋」に出資する事情 | 週刊東洋経済(ビジネス) | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト ※2014年11月9日


こちらも「打倒アマゾン」。まあ、健全な競争があるのは良いことです。

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