2014年7月23日水曜日

電子出版市場1000億円超で「どこが儲かっているか分からない」という声が聞こえるので、どこが儲かっているかを調べてみた

『電子書籍ビジネス調査報告書2014』より電子書籍・電子雑誌の市場規模予測
電子書籍ビジネス調査報告書2014』より電子書籍・電子雑誌の市場規模予測

インプレス総合研究所が国内電子出版市場は1013億円という推計を発表しました。しかし、「業界の誰に聞いても、ブームを思わせるものが少しもない」「儲かっている会社は数字を出さない」といったがあちこちから聞こえるため、どこが儲かっているかを調べてみました。



幸いにも、電子出版関連で上場している企業はいくつもあります。IR情報を調べればいいのです。

ただ、残念ながら、出版社で上場している企業が少ないのも事実です。講談社、集英社、小学館辺りって非上場なんですよね。昔から同族経営。大手だと上場しているのは、KADOKAWAくらい。

ひとまず分かりやすいところで、電子出版関連だけをやっている企業をピックアップします。企業の本業での収益力を表す「営業利益」を調べてみました。


株式会社パピレス


電子貸本Renta!」などの電子書店運営と、コンテンツの卸売をしている企業です。

前期 2期前 3期前
660百万円 442百万円 316百万円

3期連続で儲かってます。


株式会社イーブックイニシアティブジャパン


電子書店「eBookJapan」の運営をしている企業です。

前期 2期前 3期前
450百万円 445百万円 309百万円

3期連続で儲かってます。


株式会社メディアドゥ


電子書店「LINEマンガ」などにコンテンツを配信している電子取次の企業です。「OverDrive」や「Scribd」との提携などが話題になっています。

前期 2期前 3期前
252百万円 38百万円 66百万円

3期連続で儲かってます。


儲かっている会社は、調べれば分かる


電子出版関連だと他に、セルシス、ACCESS、インプレス辺りも事業別収益をチェックすれば儲かってそうですが、細かく見ていくのが面倒……とりあえず、株主に説明しなきゃいけないから、公開企業なら「数字を出さない」ことはできません。細かい数字を出したくないから、上場廃止する企業もあったり(CCCとか)しますが。

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