2013年9月2日月曜日

出版業界関連の気になるニュースまとめ(2013年8月26日~2013年9月1日)

Nexus 7 のBOOK☆WALKER

出版業界関連でボクが気になった先週のニュースについて、コメントをつけてまとめていきます。電子出版界隈が中心です。先週は、赤松健さんの新連載漫画「UQ HOLDER!」で同人マークの運用が始まったことなどが話題になっていました。



(cache) 週刊漫画誌:2誌相次ぎ電子化 表現広げる可能性- 毎日jp(毎日新聞) ※2013年8月26日


「ジャンプLIVE」は毎日更新とはいえ増刊号的な立ち位置ですが、「Dモーニング」は紙と同様に毎週更新しています。紙で培ってきた知名度があるからこそできるやり方という気も。


一迅社、2年前の読者プレゼント未発送で謝罪 - ITmedia eBook USER ※2013年8月26日


前週の秋田書店による景品表示法違反問題の余波でしょうか。なもり先生は速筆で有名ですから、単純に手配が遅れていたというわけではなさそうな。


電子書籍サーチを大幅リニューアル、テーマは「探しやすさの向上」 | ハチログ ※2013年8月27日


電子書店横断検索の「電子書籍サーチ」が大幅リニューアル。会員登録+ログイン機能、検索結果のソート、書評投稿、著者ページ、KENPON有料版などが追加されています。


ライトノベル作家、誹謗中傷を謝罪…個人情報流出で発覚 - シネマトゥデイ ※2013年8月27日


2ちゃんねるビューワ購入者の個人情報流出事件による余波。身元がバレることはないと思い込んであれこれ工作していたことが、見事にバレてしまったという事例。これで杉井光さんの作家生命がどうなるか……。


【山口真弘の電子書籍タッチアンドトライ】Googleの7型タブレット「Nexus 7(2013)」で電子書籍を試す ~従来モデルに比べて薄型軽量化、高解像度化を実現 - PC Watch ※2013年8月27日


新型 Nexus 7 のレビュー。軽い、薄い、細い、速い、背面カメラ、高解像度、ステレオスピーカーと、"正統進化"を遂げたモデル。片手で持って負担にならない電子書籍リーダーとして、最適な端末の1つでしょう。ただ、旧モデル(2012)もそれなりに完成度が高いので、ボクは、買い換える気にはなれませんでした。


ニコニコ静画のマンガ投稿がパワーアップ!!‐ニコニコインフォ ※2013年8月27日


漫画のCGM(Consumer Generated Media)サービス「ニコニコ静画(マンガ)」がアップデート。一般会員の投稿数上限が1から3に拡大(※プレミアム会員は50)、マンガの見開き設定機能を追加(※スクロール形式のみ)、マンガ投稿の編集ツールの改善です。


「はだしのゲン」電子書籍の売り上げ、昨年に比べ12倍に -INTERNET Watch ※2013年8月28日


松江市教育委員会による閲覧制限で話題になって、例年より売れているという話。最終的に、eBookJapan 8月の売上ランキングで4位に入ってます。しかし、このグラフはさすがに……どうせ指数のグラフにするなら、ピンポイントで前年比較をするのではなく、毎月の推移を見せてくれればわかりやすいと思うのですが。


Kobo、タブレット3機種、電子ペーパー端末1機種を発表 - ITmedia eBook USER ※2013年8月28日


koboの新端末。日本市場への投入時期は明らかになっていません。


マンガ業界初:講談社、書籍の初版サービスとしてCCライセンス付きPDF版の無償ダウンロードサービスを実施 - ITmedia eBook USER ※2013年8月28日


モーニングは4月に『聖☆おにいさん』第1話で同じことをやってますね。クリエイティブ・コモンズ・ライセンス付きとはいえ「表示ー非営利ー改変禁止」ライセンス2.1なので、再配布が許可されている程度の話ではあります。ただ、電子書店でDRM付きの無料版を配信するより、イメージが良いし話題にもなるから広範囲に配布できるんじゃないかな?


「同人マーク」運用始まる 赤松健さんの新連載から ライセンス1.0とFAQも正式公開 - ITmedia ニュース ※2013年8月28日


いよいよ運用が開始されました。コモンスフィアのFAQがすごい。事前に出ていた妙な誤解や曲解をきれいに潰してます。相当考えぬいた上で運用に入ってますね。それでも予想外のことが起こるかもしれないから、赤松健さんは「実証実験」だと言っているのでしょう。


小説投稿サイト「Berry’s Cafe」 ファンタジージャンル大人気小説、待望の書籍化!(スターツ出版株式会社 プレスリリース) ※2013年8月28日


あちこちでウェブ小説の書籍化が進んでいますね。しかし、なんでどこもかしこもファンタジー系なのか……。


Fastask調査:紙も買う、サービス終了に不安――電子書籍ユーザー調査 - ITmedia eBook USER ※2013年8月29日

電子書籍の価格「紙の半額以下が妥当」71%―電子書籍の利用調査 | ダ・ヴィンチ電子ナビ ※2013年8月30日


ネットリサーチ Fastask の自主調査レポートです。購入経験者限定。モニター数や属性分布もしっかり公開されているので、比較的信頼性の高い調査だと思われます。同じ調査結果に対し、eBook USERは事業の継続性に対する不安、ダ・ヴィンチ電子ナビは価格の妥当性と、ピックアップする点が違うというのも興味深い。


Amazon.co.jp: 科学技術と向き合うためのSF 藤井太洋さんのストーリー ※2013年8月29日


Amazonトップページにいきなり藤井太洋さんの写真が出てきてびっくりしました。KDP作家の成功事例として、特設ページで紹介されています。


株式会社ビットウェイ統合のお知らせ | ニュース | (株)出版デジタル機構 ※2013年8月29日


9月27日開催予定の株主総会で承認されれば統合です。既定路線ではありますが、リリースが出ていたのでピックアップ。それにしても、「配信先電子書籍ストア」の一覧には、いまだにKindleストアが載っていないのですねぇ……統合後はどうなることやら。


アマゾンのポイント還元サービスは「再販契約」違反だ――出版協の「抗議の理由」|弁護士ドットコムトピックス ※2013年8月29日


出版協の主張する再販制度維持による書店の存続と経済のどちらが優先するのか、という問題といえるかもしれない

ちなみに出版協は、再販制度維持を理由に1%といったお楽しみ程度のポイントサービスにも反対を表明しています。こうやって話題になると、再販制度見直し議論が再燃するんじゃないかな?


富田倫生追悼イベントと「本の未来基金」創設のお知らせ ※2013年8月29日


主要電子書店の青空文庫利用状況調査を行った翌日にお知らせが出ました。シンポジウムから参加します。


紙の本ゼロの図書館が開館へ - BOOKWAVE ※2013年8月29日


アメリカのBIBLIOTECKの話。電流協の公共図書館電子化モデルを考えるフォーラムで話題に挙がっていたので、もう始まっているものだとばかり思っていたのですが、これから開館なのですね。9月14日にグランドオープンだそうです。


東京編集キュレーターズ : ナタリーがニッチ分野で成長し続ける理由、全部聞きました。 ※2013年8月29日

Kindle本の紹介アフィだけでご飯を食べているわたしの9ヶ月間 | きんどるどうでしょう ※2013年8月30日


ほぼ同じタイミングで出た2本の記事。スタンスが似ているのか、符合する部分が多いです。非常に参考になります。


楽天リサーチ調べ:シニア層の読書量減少は75.5%、電子書籍利用メリットは文字の拡大 - ITmedia eBook USER ※2013年8月30日


こちらは楽天リサーチの、50才以上限定調査。読書量が減った最大の理由は、老眼で文字が読みづらくなったから、という調査結果。おもしろいのは、Fastask の購入者限定調査だと50代以上でも、電子書籍を利用する理由として「拡大縮小など大きさを変えられるから」というのがそれほど重要なポイントになっていない点。「老眼で文字が読みづらくなったから読書量が減った」という層が、実際にはまだあまり電子書籍を利用していないということなのでしょうね。


【第7回】じぶん語りが本になる?――STORYS.JPが描く新しいCGMの形 | ダ・ヴィンチ電子ナビ ※2013年8月30日


まつもとあつしさんによる中の人インタビュー。「小説家になろう!」や「Berry’s Cafe」とは違った切り口の小説投稿サイトという位置づけになるでしょうか。自分語り=ノンフィクションジャンルを、Facebookでのライフログの延長上で投稿する、という感じ。ここからの紙書籍化という流れが出てくると、もっと面白くなるかな?


(cache) 電子書籍大賞:17作品が受賞 今後、書籍化やコミック化- 毎日jp(毎日新聞) ※2013年8月31日


E★エブリスタ電子書籍大賞2013」が発表されました。選考にはテレビ局や出版社・メディアが何社も参加しており、CGMからの書籍化・ゲーム化・映像化といった流れの中では、かなり派手な方ではないでしょうか。8,854作から17作品なので、狭き門ではありますが。


出版状況クロニクル64 (2013年8月1日~8月31日) - 出版・読書メモランダム ※2013年9月1日


毎月楽しみにしている、小田光雄さんの出版状況クロニクル。

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