2013年3月15日金曜日

Googleリーダーがサービス終了しても、RSSリーダーの役目は終わらない

Googleリーダー

「Google春の大掃除」で、なんとGoogleリーダーがターゲットになってしまいました。この発表をきっかけに、「RSSリーダーの時代は終わった」という意見と「無くなっては困る!」という意見がぶつかり合い、活発な議論が繰り広げられています。

ボクもGoogleリーダーは結構愛用させてもらっているので、無くなってしまっては困る派です。ただ、他社が次々と代替するサービスを用意すると表明しているので、あまり心配はしていません。そして、なぜ「RSSリーダーの役目は終わらない」と考えているかを記しておきたいと思います。



RSSリーダーの使い方というのは人によって違うと思います。ボクの場合、現在の登録フィード数は267件です。以前はもっと登録していたのですが、自分にとってあまり重要ではないと判断したフィードは購読解除しました。

Googleリーダーのデフォルト設定は、[全文表示]になっています。下図にあるように、Googleは「雑誌をデザインするように使える」というところを推していました。

Googleリーダーは雑誌をデザインするように使える


しかしボクはGoogleリーダーを[一覧表示]に切り替えて、基本的に見るのは発信元とタイトルだけという状態にしています。ヘッドラインだけを流し見する感じです。ちなみにこの画像は、普段使っているアカウントのものではありません。

Googleリーダー 一覧表示

そして、発信源×タイトルで気になる場合は、クリックしてフィード全文を表示します。

Googleリーダーの一覧表示から気になるタイトルは開く

フィードを全文配信している場合もあれば、概要だけを配信している場合もありますが、この段階でGoogleリーダー上では[既読]という扱いになります。

Googleリーダーで登録フィード全体の[既読]割合推移

統計情報を見ると、ボクが[既読]にしている記事は登録フィード全体の数%(上図)のようです。これにはジャンルによってかなり差があり、お気に入りにしている個人ブログフォルダの場合(下図)は、10~20%くらいは開いているようです。Amazonなどの新着情報フィードは、ほとんど開いていません。

Googleリーダーの[お気に入り]に登録しているフィードの[既読]割合推移

実際に読んでみて「これは面白いな」と思った記事は、サイトを開いてGoogle+、Twitter、Facebookへ投稿します。繋がっている人がそれぞれのSNSで異なるため、全部同じように投稿するのではなく、添える文章を変えたり、特定のSNSだけに投稿したりと、これはケースバイケースです。

そして、とくに面白かった記事は、スターを付けておきます。これは、週1回ブログで「先週の気になるニュースまとめ」をやっているからです。エントリーを書くときには、スターを付けた記事からさらに厳選しています。

逆に、発信元とタイトルを見て興味を惹かれなかったフィードは、[すべて既読にする]をクリックしてしまいます。しかし、発信元とタイトルにはひと通り目を通しているというのがポイントです。つまり、購読対象が発信した情報の「断片」は頭に入っているわけです。つまり「どんな情報が発信されたか」程度のことは把握できているわけです。

RSSリーダーは、S/N比(信号量と雑音量の比)がどうしてもノイズに偏ってしまう」という意見もありますが、そもそも自分にとってノイズの多い対象は購読解除しているので、単なるつぶやきも流れてくるSNSのタイムラインに比べると、遥かに情報は整理されたものになっているはずです。

また、既読/未読管理が容易なのもRSSリーダーのいいところです。常に情報が流れ去ってしまうタイムラインやストリームでは、発信された情報にひと通り目を通すのは困難です。

そして記事はRSSリーダーに蓄積していくので、自分が好きな時に見ればいいわけです。開きっぱなしにして最新情報を常に把握するもよし、数日あいだをあけてまとめて読むのもより。それはライフスタイルによって変えられるわけです。

ボクにとって、9割以上のフィードはタイトルだけを消化する対象です。ただし、タイトルというのはそれ自身「情報」です。記事の概略であって、ノイズではありません。眺めた時に、たまたま興味を惹かれなかっただけで、「ああ、そういえばあのメディアからああいう情報が発信されていたな」という情報は頭の片隅に残ります。

そしてフィードは蓄積されているので、後から検索して探しだすことも可能です。タイトルにすら全く目を通さずに[すべて既読にする]をクリックするような使い方をしているとしたら、それは購読する対象が整理できていないということになると思います。

これはTwitterやGoogle+のような非対称系SNSでも全く同じで、誰をフォローするかによってタイムラインを流れる情報が自分の意志で編集できるわけですから、ノイズが多いとしたらそれはフォローする対象がおかしいのです。

RSSフィードは基本的に「メディア(個人ブログも含め)」が発信する情報を追いかけるもの、SNSは基本的に「人」が発信する情報を追いかけるものだと認識しています。用途が違うのですから、使い分ければいいだけの話だと思います。

これはRSSフィードに限った話ではありません。ニュースを見るのに、朝届く新聞を読むのか、テレビのニュースを眺めるのか、ラジオニュースを聞くのか、ウェブでヘッドラインを眺めるのか、それぞれ長所短所はあって、代替できる部分とできない部分があります。例えばラジオは、車の運転をしながら情報を入手する手段として、他の視覚メディアより優れています。運転しながらスマホの画面を見るのは、非常に危険です。

道具は活かすも殺すも、自分の使い方次第なのではないでしょうか。

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