ソニーの新型電子書籍リーダーPRS-T2を買ったので楽天KoboTouchと比較してみた

先日、ソニーの新型電子書籍リーダー PRS-T2 の、評価機レビューをさせて頂きました。

評価機ということもあり、「eBook Transfer for Reader」というアプリがインストールできない、機器登録ができない、ストア利用ができない、という状態だったため、端末の機能面に特化した形でのレビューになりました。

本日、ソニーストア・オンラインから、発売されたばかりの PRS-T2 が届きましたので、先日のレビューで確認できなかった点についてと、楽天 Kobo Touch との比較をしてみたいと思います。ストアレビューは近日中に eBookUSER で詳しいのをやる予定です。

マニュアルの手順通り、USBでパソコンに接続し、「eBook Transfer for Reader」のインストールをすると、ファームウェアのバージョンアップが待っていました。評価機は「1.0.00.08020」でしたが、リリース段階では「1.0.01.09110」なので、かなりバージョンが進んでいますね。

しばらく待つと、何事も無くアップデート完了。

目の前で Kobo が大失態をやらかしているので、いい反面教師になったのではないでしょうか。これだけバージョンが進んでいるということは、そうとうテストと修正を繰り返したのではないかと思われます。

[追記]「バージョン末尾は日付では?」というツッコミを頂きました。なるほど。

WPSプッシュボタン方式に対応しているので、無線LANの設定が簡単なのは評価機のレビューで書いたとおりです。実は比較検証のため Kobo Touch を1ヶ月ぶりくらいに起動したのですが、Wi-Fiの設定が吹っ飛んでいて、非常に萎えました。無線ルーターの暗号鍵が60桁以上あって、しかも変更できないため、手入力は辛いんです。

ソニーIDを元々持っているので、新規会員登録の手間もなし。機器登録でソニーポイントを貰ったので、さっそくポイントで購入してみました。

簡単簡単。

使っていて感じるのが、応答速度の速さ。Kobo Touch は画面をタップしてから「よっこいしょ」という感じの反応なんですが、PRS-T2の反応はかなり速いです。付属のペンだと感度がいいからか、文字入力も全くストレス無くできます。

比較動画を作ってみたので、ご覧下さい。

左が PRS-T2、右が Kobo Touch です。Kobo Touch はうまくページ送りができなくて、かなりイライラしました。PRS-T2 みたいに物理キーの方がカチッとしていてボクの好みには合いますね。

PRS-T2 と比較すると、Kobo Touch は画像の表示部分でもたついている感じがします。文章部分のページになると遅延はそれほどなくページ送りもスムーズになりますが、画面のリフレッシュ頻度が6ページに1回と15ページに1回ではやはりかなり違いを感じます。

端末の完成度は、さすが長年やってるソニーという感じです。Kobo Touch とは格が違う。そして、肝心のストア・サービス部分においても、水増し無しで6万冊以上ある Reader Store と、水増しを除くと3万冊弱の Koboイーブックストアとでは大人と子供ほどの差がある状態。

少なくとも現時点で Kobo を選ぶ理由は全くないと言っていいと思います。

SONY 電子書籍リーダー Wi-Fiモデル Reader ブラック PRS-T2/BC

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Sony

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ソニーさんは、Android対応は近日中に始まる(Xperiaには既に配信されている)のは分かっているので、iOS対応を急いで下さい。Appleにリジェクトされたからって諦めない。他ストアみたいに、リーダーアプリだけでいいんです。汎用リーダーアプリとして、iBooksより優秀なのを出せば、喜ばれますよ。

[追記]

kobo Touch のファームウェアがバージョンアップし、ページ送りはかなり改善されました。

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