2012年8月6日月曜日

著作権・電子書籍・IT技術関連の気になるニュース(7月30日~8月5日)

(※写真:写真素材 足成より)

「著作権」「電子書籍」「IT技術」の3つの分野に関して、ボクが気になった先週のニュースについて、コメントをつけてまとめていこうと思います。毎週月曜配信で。



著作権



こういうビジネスがあることを知りませんでした。ちょっとびっくり。「デジタル音楽のライセンス権をユーザー間で売買」ってどういう仕組みなんでしょうね?パッケージ化されていないデータを原価の数割で再販できるという市場が成り立ち、利益を著作権者にちゃんと還元できるならいいのですけど。裁判の行方が気になります。




Google先生、凄すぎます。現状でもYouTubeには著作権対策機能が付いていて、アップロード時に侵害ファイルを検出するようになっているのですが、抜け道があるんですよね。音楽の場合、ピッチを変更すると検出できなくなるらしいのですが、これが実装されたらその抜け道は塞がれることになるわけで。さすがGoogle先生。


電子書籍



当初「ソニーから独占販売で静山社は蚊帳の外」というニュースが流れ、翌日には「新約」は否定(つまり静山社の訳のまま)する記事が出ていたのですが、その続報を見落としていたので、オープンしたポッターモアのサイトを見て「あれ?結局、静山社の訳じゃん」とキョトンとしてしまいました。あー恥ずかしい。著名な著者が直接電子書籍化するという「出版社中抜き」モデルであること、それが欧米では大成功していること、コピーや移動に制限のない「DRMフリー」で配信しているところが注目点です。




BookLive!で売れている電子書籍のランキング記事です。注目ポイントは、上位を集英社のフルカラー化コミックが独占していること。少し前に、電子書籍には、デジタルだからできる付加価値を付けるべきという提言エントリーを書いたわけですが、まさにそういった取り組みがうまくいっている事例です。これは喜ばしい。ただこれは、デジタル着色とはいえフルカラー化にはかなりコストをかけていると思うので、間違いなく売れると断言できるような人気作品じゃないと難しいでしょうね。




赤松健さんの発言を追いかけていたので、「おお、なるほど」と思ったニュース。赤松健さんは東京国際ブックフェアシンポジウム「電子書籍時代に出版社は必要か?」で、ガラケーからスマホへ移行する中で、AppleやGoogleがコンテンツの表現に規制をかけている(つまりエロが売れない)という問題について触れていました。なるほど、こういう回避方法があるわけですね。




書店の店頭で電子書籍を購入できるようにする試み。これ、きっとうまくいくと思います。電子書籍ストアだと「何か面白い本無いかなー?」とぶらりと立ち寄って思いがけない本と出会う、というのがまだまだ難しいのですよね。実際のお店でモノを見て、中身を確認して、でも電子書籍を買う、という行動はあると思います。書店の生き残り策にもなるし、すごくいい試みなのではないでしょうか。




こういう動き、もっと積極的にやっていいと思います。本当は、電子書籍には再販価格維持制度が無いわけですから、小売店側が自由な価格設定をしてもいいはずなんですが、それができるのは「売れる店」だけなんですよね。小売側に力が無いので、まだ今は出版社側が主導するしかないとは思います。でも、特に時事ネタを扱うことが多い週刊誌なんか、バックナンバーはどんどん値段下げていいと思うんですよね。ストアで最新刊と同じ価格でバックナンバーが並んでいるのを見ると、「こんなの売れるわけないじゃん!」って思います。それこそ、どんな雑誌か興味を持ってもらうために、ある程度古いコンテンツは無料開放してもいいくらいじゃないでしょうか?




eBook USER 編集の西尾さんによる、楽天Koboに対する嘆き。ボクと同様、「7月末までに3万冊」という約束が果たせるかどうか、淡い期待を抱いていて裏切られた悲しみを文章にぶつけています。eBook USER というメディア上だからトーンは抑えてますが、相当怒ってますよねこれ。ボクも怒ってます。




セルフパブリッシングのパブーに新機能追加です。有料メルマガのように、定期購読ができるようになりました。顧客との繋がりが「1冊売って終わり」だと、ビジネス的には苦しいんですよね。継続的な配信ができるなら、収入が安定することになるので、すごくいいと思います。




キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!と叫びました。アガサ・クリスティーとグイン・サーガ以外、電子書籍化にはあまり積極的ではないなーと思っていた早川書房が、ついに動きましたよ。年内には300タイトルということで、結構いいペースでラインナップされるのではないでしょうか。




これ、いいニュースなんですが、相互連携ではないんですよね。BookLive!で買った角川レーベルの電子書籍が、BOOK☆WALKERの本棚にも入れられるという話で、逆は今のところなし。これ恐らく、角川レーベルの電子書籍をBookLive!で配信する条件の1つだったのではないでしょうか。いままで角川レーベルは、BookLive!での配信がありませんでしたからねぇ……。




面白い企画。iBooksって、縦書きには対応したのに、右綴じには対応してなかったんですねぇ……なんという中途半端。ちなみにEPUB3には紀伊國屋書店のKinoppyも対応するはずなので、iPadで読むならそっちのがいいと思います。


IT技術



Twitterには実名を出して他の人を罵倒している人がゴロゴロしているので……。ボクはYouTubeのこれは、コメントよりむしろアップロード側への対処なのかな?と思っていました。「何でYouTubeへのアップロードする際の名前が、Google+と紐付いていないんだろう?」と不思議に思っていましたから。




実際Facebookって、何がどこにあるのか、これが何の機能を意味するのか、判りづらいと思います。ところで、上場する前と後とで、あまりにメディアの取り上げ方が違うような気がするのですが、気のせいでしょうか? Facebook上場前は、Googleを叩いてFacebookを持ち上げる記事ばかり目立っていたような気がするのですが、上場後は逆になってますよね。




以前ならこういうタイトルだと、確実に「Google叩き」だったので、ちょっと身構えてしまったのですが、非常に冷静かつ中立的な内容の良記事。




日本人、つぶやき過ぎです。




やってることはGoogleも大差ないのですが、Facebookのこういう動きにはどうしても嫌悪感を覚えてしまう。どうも、信用できないのですよね。




恐らく、現状では規約上「不可」になっている、Google+ページ上での「コンテスト、くじ、優待、クーポン」などのプロモーションが、オフィシャルツールを使うなら「可」になる、というような方向性でしょうか。




Facebookの広告は費用に見合わないというような批判が上場直前から目につくようになってきたわけですが、それを裏付けるかのような話。「まさか!?」ではなく「さもありなん」と思ってしまいます。




野放し状態だったところに規制をかけるという話。Google先生のことだから、人力ではなく自動チェックなんでしょうけどね。




初心者向けに、いいまとめ。




いや、それ世論調査じゃないですから。「Twitterをやっていて、選挙のことについてつぶやく人」というバイアスがかかっているので、まったくアテになりません。

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