2012年4月6日金曜日

電子書籍ストアレビュー「honto」「2Dfacto」

第3回目は、「honto」及び「2Dfacto」です。
http://hon-to.jp/

大日本印刷・NTTドコモ・丸善CHIホールディングスの共同出資で設立された、株式会社トゥ・ディファクト(2Dfacto,Inc.)の運営です。ドコモ向けのみ「BOOKストア 2Dfacto powered by honto」という名称になっています。違いは、ドコモのスマートフォン・タブレットなら、ドコモの通信料と一緒に引き落とされるspモードコンテンツ決済に対応している点です。

以後、「honto」と呼称する場合は「honto」と「2Dfacto」の両方を指し、「2Dfacto」と呼称する場合は「2Dfacto」だけを指すということにさせて頂きます。

「honto」は、丸善ホールディングスの100%子会社である、株式会社図書館流通センター(TRC)の運営するオンライン書店「ビーケーワン」とも連携をしています。ただし、「ビーケーワン」で紙の本購入をするには、別途会員登録が必要となります。
http://www.bk1.jp/

「2Dfacto」は、ボクが一番最初に利用した電子書籍販売ストアです。もう1年以上前なんですが、試しに買ってみよう!と思ったら想像以上に面倒で難儀をした記憶があります。だいたいどこのストアも、最初の登録が面倒なんですけどね。その後ほとんど使っていなかったのですが、今はどうなっているか。



レビューはこちらの記事の
・ラインナップが充実していること
・読みたい本を簡単に探せること
・簡単に買えること
・いつでもどこでも簡単に読めること
・いつまでも保管できること
という5つの要素に基づいて行わせて頂きます。

※このレビューは投稿時点でのサービス内容に基づいています。

ラインナップは充実しているか?


「honto」のサポートへ問い合わせてみたところ、取り扱い書籍は3万点以上とのことでした。
ジャンル小ジャンル件数
文芸・ノンフィクション文芸3,000以上
SF・ファンタジー1,358
ライトノベル1,174
ボーイズラブ3,000以上
歴史・時代1,501
恋愛3,000以上
冒険0
ハーレクイン2,115
サスペンス2,790
ホラー・オカルト328
メディアミックス14
アクション2
学園43
エッセイ・随筆・対談・評論1,447
ノンフィクション1,733
医療3
芸能141
古典2
官能2,979
アダルト1,953
趣味・生活趣味・スポーツ1,824
生活・教養・ライフスタイル2,694
旅・料理136
芸術11
写真集821
ビジネス・教育・社会ハウツー1,127
ビジネス929
学習229
IT関連120
政治・社会1,711
コミック少年コミック732
少女コミック2,750
女性コミック3,000以上
青年コミック3,000以上
コミカライズ690
ギャグ508
4コマ101
恋愛3,000以上
ボーイズラブ3,000以上
ティーンズラブ1,946
歴史・時代384
SF・ファンタジー587
サスペンス352
ホラー・オカルト482
メディアミックス268
アクション409
趣味・スポーツ140
学園1,011
エッセイ・随筆・対談・評論56
ビジネス576
政治・社会88
ノンフィクション115
ヒューマンドラマ382
夫婦155
冒険123
ラブコメ975
裏社会・ヤンキー213
医療47
芸術60
芸能66
生活・教養・ライフスタイル5
旅・料理69
動物88
ギャンブル36
官能3,000以上
アダルト10
雑誌文芸・総合40
人文・社会16
エンターテイメント19
スポーツ29
コンピュータ43
建築・デザイン8
ビジネス40
暮らし・健康・子育て43
女性向け総合26
男性向け総合35
コミック・アニメ24
サブカルチャー13
趣味138
料理・グルメ57
旅行・アウトドア74
(※2012.4.6時点)
なお、ジャンルは1冊に複数登録されているので、この数字には重複があります。ざっと見た感じ、女性向けが強いのかな?という感じでした。


読みたい本を簡単に探せるか?


トップページのメニューは、左カラムに索引検索とジャンル絞り込み、真ん中に「総合」「BOOK」「COMIC」「雑誌」のボタンと下に特集と新着、右カラムにそれぞれのランキングという形になっています。フリーワード検索は、「全てのカテゴリ」か「BOOK」または「COMIC」を選択できます。「紀伊國屋書店BookWeb」と同様、キーワード入力のサジェスト機能がついています。

検索や絞り込みをして一覧表示をすると、1つ1つに対応デバイスや概要まで載っているのが判りやすいです。立ち読みができる場合は、表紙画像の下にボタンが表示されます。この画面で「ラインナップ」を押すと、同じ画面のまま他の既刊一覧が表示されます。この辺りの設計は、しっかりしているなーという感じですね。

「詳細を見る」を押すと、買い物カゴや欲しい本リストへの追加画面へ移ります。買い物かごへの追加は1クリックだけ、同じ画面で連続して行えるので、複数刊をまとめて買うには便利ですね。欲を言えば、「既刊をまとめて買う」というようなボタンがあればいいのですが。

「紙の本を買う」ボタンを押すと、「ビーケーワン」のページが開きます。同じ画面で価格が比較できると文句なしなんですけどね。ちなみにこの「ミニスカ宇宙海賊」は、電子版600円ですが、紙の本は1050円でした。安いじゃん!

なお、立ち読みをするためには「honto」専用アプリを事前にインストールしておく必要があります。MacOSは非対応です。Windowsからの場合、.BOOK形式(「COMIC」カテゴリと「BOOK」カテゴリの一部)は「T-Time Crochet」のプラグインが必要です。プラグインはChromeには対応していません。これはボイジャーが悪い。

実は「紀伊國屋書店BookWeb」は動作が重たいのが気になったのですが、「honto」はサクサク動いて快適です。検索性は「紀伊國屋書店BookWeb」より「honto」の方が格段に良いですね。「2Dfacto」も動作はそれなりに快適なのですが、スマートフォン向けに表示がかなり簡略化されているので、欲しい本を探す際は「honto」からの方がいいでしょうね。

ちなみに、「honto」にも共有ボタンはありません。ただ、Titleタグに商品情報はちゃんと埋め込まれているので、拡張機能などを利用すれば手軽に拡散することはできます。

いまどきWebサービスで、ソーシャルネットワークサービスで共有・拡散させることほど認知度を上げる良い方法は無いと思うんですけどね。もったいない。


簡単に買えるか?


ご多分にもれず、事前に会員登録が必要になります。入力項目は「会員ID(メールアドレス)」「パスワード」「氏名」「ふりがな」「性別」「生年月日」「メルマガ購読の有無」が必須になっています。これらの情報入力と規約の確認・同意画面は一緒になっています。登録するとメールが届き、記載のURLからパスワードを再度入力すれば登録完了です。

購入画面へ進むと、決済方法の選択になります。決済方法はクレジットカードかWebMoneyですが、WebMoneyは対応していない場合もあるようです。「2Dfacto」はspモードコンテンツ決済にも対応しています(ただし月1万円が上限)。初回の購入でクレジットカード決済を選ぶと、でクレジットカード情報の登録画面へ進みます。クレジットカード情報は、1度登録すれば以降入力は不要です。

ところで、1点画面の作り込みで非常に気になることが。普段の検索画面にはログアウトボタンが表示されていないんですね。会員メニューから、いずれかの項目へ進むと初めて、右上に「ログアウト」ボタンが表示されるようになっています。
今回、会員登録の遷移を再確認するためにアカウントを別途取得したのですが、1つ目のアカウントでログインしたままの状態になっていて、2つ目のアカウントでのログインが無効にされてしまい、理由がわからず何度もやり直すことになりました。

要所要所ではパスワードの入力を求められますし、「共用パソコンではパスワードの保存のチェックを外して下さい」という注意書きがありますので、事故が起こる可能性は低くなっていますが、ログアウトボタンを普段は隠している理由がよくわかりません。


いつでもどこでも簡単に読めるか?


リーダーは専用アプリで、Windows、iOS、Androidと、シャープのブックリーダー(SH-07C)に対応しています。MacOSは非対応です。初回の利用時に端末登録をする必要があります。登録できるのは最大3台までです。会員情報に「どこまで読んだ」といった記録は残らないので、家でパソコンで読んでいて、続きを外出先で読みたいような場合は、ページ数を自分で覚えておくしかありません。


いつまでも保管できるか?


電子書籍の購入にはダウンロード期間が設定されており、ざっと見たところだいたいどれも1年間になっているようです。ダウンロード期間を過ぎると、再ダウンロードできなくなります。

念のためサポートにも問い合わせて確認してみましたが、ダウンロードしたデータをコピーしたり移動したりできない仕様になっているので、ダウンロード期間を過ぎてしまった場合は、再度購入するしかないようです。これは辛い。




結論


ダウンロード期限が非常に痛い。実は1年以上前に購入したファイルが、Xperia(SO-01B)にしかダウンロードしてなかったため、機種変更すると読めなくなるという悲哀をモロに味わうことになってしまいました。「2Dfacto」のリーダーアプリは105MBもあるので、Xperia(SO-01B)では動作が重くて非常に辛いんですね。それでほとんど使わなくなってしまっていたのですが、パソコンなら快適に見られるのを最近気づいたのです。ところが、データはXperia(SO-01B)の中にしかない。とても悲しい。

パソコンが壊れたり、端末を落としたりってのはそんなにめったにあることではないですが、それでも利用期限が切られてしまっているというのは結構怖い。バックアップできない仕様になっていますから。ここが改善されれば、結構いいサービスになるだろうなーと思うと、非常に惜しい。あと1歩。

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