2011年12月16日金曜日

【書評】ゲーテさんの「ファウスト(まんがで読破)」を読んだ

「ファウスト」が様々な作品のモチーフになっていることは知っていたけど、ちゃんと読んだことは無かったのでした。岩波文庫版を読む前に、さらりと概要だけでも把握しておこうと思い「まんがで読破」シリーズを購入しました。

ファウスト (まんがで読破)
ゲーテ バラエティアートワークス
イースト・プレス
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読み終わってから、岩波文庫版をパラパラっとめくってみたのですが、これって戯曲なんですね。




印象的だったのが2点。

1点目は、征服された民族の神々が、征服した民族によって悪魔として扱われる、という話。これは、今ではわりと一般的になっていると思うけど、発表当時(19世紀初頭)ってどうだったんだろう? 古今東西、どの宗教でもそういう話はあるんですよね。

2点目は、1つ前のエントリーで書いた小松左京さんへの影響について。ラストに近いシーンで、ファウストは「……そうか、宇宙は孤独なのだ。無限の闇に怯えているのだ。」と悟ります。この「宇宙に意思」があるというのが、小松左京さんの言う「将来、宇宙との間のコミュニケーションさえできるのかもしれない。」という所に繋がっているのかなーと。

「ファウスト」って、手塚治虫さんも漫画化しているんですよね。あの世代の方々にとって、背骨のようなものなのかもしれない。

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