【書評】「日経エンタテイメント!」2011年12月号を読んだ

日経ビジネスを探してウロウロしてたら、この表紙が目に止まってしまった。

日経 エンタテインメント ! 2011年 12月号 [雑誌]

日経 エンタテインメント ! 2011年 12月号 [雑誌]

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日経BP社 (2011-11-04)

言い訳するつもりはありませんが、ボクは別に「けいおん!」マニアではありません。日経系の雑誌でアニメ特集って、どんな感じだろうと思って興味を持っただけです。本当だよ?

ひと通り読んで思ったこと。これは12月3日から公開される、劇場版「けいおん!」の宣伝ですね。「けいおん!」がどういう話かの説明から始まり、音楽CDや関連グッズ・ライブイベントなどの展開が大成功していることや、中高生にバンドブームが起きていること、スタッフが女性中心であること。声優5人の紹介に至っては1人1ページを割く力の入れっぷり。日経エンタテインメント!の読者層が判らないですけど、TVアニメシリーズを見ていない人でも興味を惹くような構成になっていると思います。

劇場版の小さな映像があちこちに貼ってあるんですが、これらはどこかで公開済みの情報なんでしょうか?未公開情報なら、「けいおん!」ファンの人は1冊買っておいた方がいいかもしれませんね。

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こちらの写真は、The Beatles の ABBEY ROAD のアルバムジャケットを意識してますね。「放課後ティータイム in ロンドン」というフレコミですが、リバプールまで足をのばすんでしょうか。

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5人いるのでどうやっても全く同じ構図にはならないですが、どうせなら並び順も合わせてくれればよかったのに、と思います。

Abbey Road

Abbey Road

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Beatles

EMI (1991-07-20)

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「けいおん!」特集の次は、「日本アニメ最新事情2011」です。こういうビジネス展開で売上が伸びてますよ!みたいな解説。そういえばツイッターで「どこの業界がこんなに景気がいいんだろう?」とボヤいてたアニメーターさんがいたような……。

こういう特集を組むなら、「けいおん!」のように成功した作品だけを取り上げる方が無難だと思うんですが、「TIGER & BUNNY」より「ガンダムAGE」の方にページを割いているというのは、やはり過去の栄光による期待度が大きいということでしょうか。「まどか☆マギカ」や「アイドルマスター」の扱いが小さいのも、何かバランスがおかしい気がしますね。これが日経BPクオリティということでしょう。

【11/9追記】

誌面に使われている写真は、予告編で使われている映像ですね。

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